能登鹿島駅

本州の中ほどにある、石川県の能登半島は、日本海側の唯一の半島でもあります。

 

羽田から能登空港までは約1時間、また金沢駅からJR鉄道で約2時間弱を乗り継げば、奥能登の入り口とも言える穴水町に到着します。

源平合戦の頃、平家の末裔が住んだ奥能登は、古来海上交通の要所であり、大陸との交流もありました。能登半島の北西部の外浦は、複雑な海岸線を有する岩石海岸として有名です。

能登金剛の巌門がその代表で、日本海の荒波に削られたその男性的な景観は、日本で有数の景勝地として知られています。

一方反対側の富山湾に面した所は内浦と呼ばれ、複雑な入江に穏やかな海が美しく、能登半島国定公園に指定されています。さて七尾駅から穴水町に到るのと鉄道は、従来より現地の人々が日常生活で利用する貴重な足でした。

地元の高校生や、行商のおばあちゃんたちが乗り降りする姿は、どこか懐かしさを漂わせています。そして寒い冬が終わり、春になると注目なのが、能登鹿島駅でしょう。

別名能登さくら駅といわれるこの駅は、百本あまりの美しいソメイヨシノに包まれることで有名です。

 

今では全国的に知られるようになった、この桜のトンネルを見に、各地から観光客が訪れています。この春、豊かな自然と長い歴史に育まれた能登半島を、車でじっくり訪れるのもよいのではないでしょうか。